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NFLチームのインディアナポリス コルツを応援するブログです。

【ドラフト選手紹介】2-54 Dayo Odeyingbo

2-54 Dayo Odeyingbo #54 DE Vanderbilt(Sr) 6'6" 276lbs

 

いまだに完全に腹落ちできないのが彼の指名。
DE連打は別に良い。
パスラッシ強化は全く問題ないどころかFAでの動きにはむしろ不満を持っていたくらいであり、Houston/AutryをPaye/Dayoに置き換えて若返りを図るのは大いに有りである。
とにかく、今シーズンは開幕からプレーできない怪我人を2巡ステイで指名してよかったのか、の一点に尽きる。

かなり気に入っていたようなのでどうしても欲しかったのだろうが、多少でもトレードダウンは狙えなかったのかという疑問は残る。
ドラフト後、怪我がなければ1巡評価をしているチームがあったやら2巡でMINとKCが狙っていたやらの情報を見かけたが、コルツの関係者が悔し紛れに流したものではないことを祈る。 

本人は今シーズン中の復帰を目標にしているようだが、アキレス腱断裂からの復帰に関しては医療技術の進歩に伴いリハビリ期間が劇的に短縮されているとの情報をTwitterで目にした。
しかもこの技術革新に貢献したのが元コルツのメディカルスタッフとのことでチームとしても回復プログラムに知見があるのだろう。
昨季アキレス腱を断裂したMarlon Mackと再契約しミニキャンプに参加できていることからも信頼できそうではある。
Mackの回復具合(9月に負傷)を考えると9月下旬には練習復帰できそうか。

プレイヤーとしての評価は高く、恵まれたフレームに高い運動を兼ね備えたパスラッシャーでありランストッパーで、全快となればいまのスキームのもと出場機会も多くなるだろう。
身体的な特徴として腕の長さ(35 1/4")とウイングスパン(86 3/8")が挙げられ、腕を張ってブロッカーをコントロールする・スイムするといった動きが得意な模様。
そこからタックルで仕留めるクロージング能力はまだ発展途上であり学習の必要あり。
大学時代は0テクから9テクまでこなしていたのことで、インサイドラッシュでも使えるのはローテーションの面でも有難い。
パッシングシチュエーションではStewartに替えて、Lewis-Dayo-Defo-Payeでプレッシャーをかけるなど妄想は捗る。
早く現実のものとなるようメディカルスタッフにおかれてはFisherと合わせて手厚いリハビリをお願いしたく。
“HURRICANE DAYO”の異名の如く激しいプレーを期待したいところ。

 

懸念は全ての媒体で言及されている通り、思いっきり素材である点。
コルツは素材型を指名し続けるもお世辞にも育成が上手くいっているとは言えず過去の2巡指名トリオに続くデプス要因化してしまうことも多いにあり得る。
昨季からDLコーチに就任したBrian Bakerの手腕も気になるところ。

今シーズンの戦力として大きな期待はできないかもしれないが片鱗くらいは見せてほしい。
またTuray、Banoguが奮起して活躍する相乗効果にも期待しておく。