WEEK4 MIA戦結果
結果 IND 27-17 MIA
勝ちに不思議な勝ちあり。
相手のミスに助けられて今シーズン初勝利が転がり込んできた。
■Gameball
Carson Wentz 24/32(75.0%) 228yds(Av7.1yds) 2TD 115.1 passer rating 被サック2
万全とは言えない状態ながらも危なげないプレーでゲームをコントロール。
リードを奪ってからのラン比重を高めたプランも功を奏し初勝利を手にした。
成功率75%は今季最高、 かつアベレージもシーズン2番目の良さを記録しておりショートパ スに徹した訳ではないところはポジティブな傾向。
またプレーを決めにいく意識の高さは評価したい。
こちらのプレーではRPOでパスとなったら、 サックされるよう指示されたようである。
結果はというとラッシュをかわしてMPJへパスをヒット。
試合終盤にダウンを更新して勝利を確かなものにした。
Play's not over until it's over. pic.twitter.com/moFT9KtV9j
— Indianapolis Colts (@Colts) 2021年10月5日
このように、 持ちすぎることによるサックはもう仕方ないことなのだろう。
そういうプレースタイルだと思って割り切るしかない。
ここ4試合のTT(Time to Throw)とパス成功率を並べてみると
SEA戦 2.92 65.8%
LAR戦 2.90 64.5%
TEN戦 2.70 51.4%
MIA戦 3.02 75.0%
わずかな違いだが、 投げるまでの時間が長い方が成功率が高くなる傾向が見られた。
バーティカルなパスルートが多いコンセプトの都合やそもそもレシ ーバーの切り替え判断が遅い能力の問題を含んではいるのだろうが 、持たせておいた方が良いとは言えそうである。
結局、 オフェンスが上向くためにはパスプロを堅くしていく他ないと考え られる。
そういう点でFisherの不調は深刻。
MIA戦ではルーキーPhillipsに押されまくるシーンが多 々見られた。
確かにスピード、 パワーともに良いものを持っていると感じたが超級ルーキーならば 前の3試合まででサックなしということもあるまい。
Fisherが復活できないということになると今シーズンのパス プロ受難が続くだけでなく、 来オフの補強方針にも大きな影響を与えるため早いところトップフ ォームを取り戻してもらいたいところ。
■ディフェンス
WEEK4時点のディフェンスランクは
総合 24位
ラン守備 11位
パス守備 31位
と傾向が明確。
この試合もターンオーバーに絡み調子が上がってきたLeonar dを筆頭にフロント6はここまで健闘。
サック数こそリーグ31位と物足りないが存在感は示している。
当ブログではパス守備の低迷はこのプレッシャーの弱さに起因する としてきたが、 いよいよ擁護しきれないほどパスカバーの破綻具合が目立ってきた 。
不振に喘ぐのがRhodesで、復帰後は精彩を欠くプレーが続いている。
特にディープ守備が壊滅的でPIを献上してしまうシーンが目立つ。
今シーズン、チームで3つのPIは全て彼である。
コルツのベースであるカバー2。
原則としてCBの負担は少ないスキームであり、スピードは落ちてもサイズがあってランストップに長けたRhodesのような選手にはフィットしているはず。
しかし、弱点のディープ守備を補うためのカバー4、6への対応が難しくなっているか。
昨年はこのやらかしの代名詞だったYa-Sinが安定しているように見え、MIA戦ではそのYa-Sinの代役を務めたRodgersがまずまずのパフォーマンスだったことを踏まえるとCB内の序列は見直しが必要かもしれない。
■NEXT
今シーズン唯一のマンデーナイト。
BALはコルツ同様にランに強くパスに脆いディフェンス。
互いのオフェンスを比較すると
ラン コルツ<BAL
パス コルツ≧BAL
といったところか。
BALは両Tの出場が危ういとのことでLJが走るにしろ投げるにしろ、DLがポケットを潰して自由を奪いたいところ。
Wentzと心中で投げ勝つしかない。