Horseshoe Roundup

NFLチームのインディアナポリス コルツを応援するブログです。

20年振り返りと来期の展望(WR)

20年結果

T.Y. Hilton(UFA) 56回 762yds 5TD
Zach Pascal(RFA) 44回 629yds 5TD
Michael Pittman Jr 40回 503yds 1TD
De'Michael Harris 10回 79yds
Parris Campbell 6回 71yds
Ashton Dulin(ERFA) 3回 53yds
Dezmon Patmon 記録なし
※ラッシング記録は割愛

 

なんともインパクト不足に終わったこのユニット。
QBがRiversに変わったことでさすがに記録は改善したが、期待した結果はこんなものではなかった。
とにかく奥への脅威がない。
YACも含まれるためあくまで参考ではあるが40yds以上のパス記録はリーグ中位の16位で、最長ヤードは下から6番目の55yds。
極力リスクを抑えたプレーコールだったことが伺える。
※ただ最下位はTBの50ydsであり、長い距離が決まる=強力パスオフェンスとは言えない。(TBのレシーブ計はリーグ4位)

TY、Pascalはともに契約最終年の中、微妙なスタッツでフィニッシュ。
特にTYは終盤にスタッツをまとめてきた印象だが物足りなさは残る。
所々で勝負強いレシーブを見せてはくれたが、1シーズン通して発揮することは難しくなってきている印象。
レシーバーとしては同タイプのPascalと比べたときに経験やリーダーシップ以外のアドバンテージがなくなってきているか。

ドラフト2巡指名で加入したMPJは名RBであった父譲りの才能を見せた1年目となった。
キャッチ後の動きがとにかく良い。アクロスからRACでヤードを稼ぎ1TDを記録。
スロット・TEが奥に引っ張って空けたスペースをうまく使っていたが、そのため奥行きのないRZに入ってからは存在が消える。
あのフィジカルとアジリティはコンバインで目立つためだけだったのか、真価は来年に持ち越し。
同じくランで印象を残したのはHarris。ジェットスイープから良いゲインを披露した。
がそれ以上に目についたのは背番号。おい、しれっと12番を着用しているな。
Campbellは入団後、まともに稼働しておらずインジュリープローンの匂いが漂ってきた。
WR、CBはドラフトで当たりを引くのが本当に難しい。
ちょろっと出場したDulinはちょろっとレシーブしてERFA。おそらくはこのまま放流となる。

来季の展望
Wentzの武器になる選手が欲しい。
ドラフト1巡でWR指名のモックも見かけるが、優先はOT、EDGEに劣る。
ということでFAでの補強がメインになると思われる。
まずはTY、Pascalとの再契約。予想は両方残し。
コルツはただでさえ若い選手が多く、特にスキルポジションはその傾向が強い。
前述の通りオフェンスのまとめ役としての役割もあり、再契約になると予想する。
Pascalは竹テンダーくらいで残せるだろうか。これが指名権に化ければ儲けものであるが。

今オフのFA市場はWRが豊富と言われており、タグの使い方も含めて注目が集まる。
A-Rob(CHI)やGodwin(TB)、Golladay(DET)あたりは市場に出れば争奪戦が予想される。
コルツとしても来てくれるならうれしいが、15M以上の高額サラリーが予想される選手は今後のチーム運営を難しくする可能性もありなかなか手を出し辛い。
希望としては、チームにいないスピードスタータイプが10M以下で獲得できそうなら狙いに行ってほしい。
その筆頭はBreshad Perriman(NYJ)。
4チームを渡り歩いているがまだ若く、なんといってもスピードが魅力的。PHIはこういった選手を揃えていたようだしWentzとの相性も良いのだろう。
20年に派手なスタッツを残したわけでもないのでお安くなりそうだし、個人的にはイチオシの補強なのだがどうでしょうか。

18年以降、毎年QBが変わっておりWRとしても難しい環境ではあると思うが、Wentzとは早く連携を深めてフィールドで結果を出していただきたい。