Horseshoe Roundup

NFLチームのインディアナポリス コルツを応援するブログです。

20年振り返りと来期の展望(LB)

20年振返り
Darius Leonard 14/16試合 132タックル(solo86) 3sacks TFL7 FF3 PD7
Anthony Walker(UFA) 16/16試合 92タックル(solo65) TFL2 INT1
Bobby Okereke 14/16試合 72タックル(solo57) TFL4 INT1
Zaire Franklin 16/16試合 19タックル(solo14)
Matthew Adams 9/16試合 2タックル(solo1)
Jordan Glasgow 13/16試合 9タックル(solo6)
E.J. Speed 15/16試合 9タックル(solo7)

Leonardさん、今年もありがとうございました。
リーグを代表するタックルマシーンとしてフィールドを駆け回った。
このタックル数にしてPD7は圧巻。
サック数は過去最少・インターセプトはなしと見栄えする数字こそ落としてはいるが、むしろ自陣G前でのFFやダウン更新を阻止するタックルなどクラッチな活躍が記憶に残る。
インサイドDLの安定感が高まったことで動きの自由度が増し勝負どころに絡めるようになったか。

Leonardの相方は2人。
過去3年間コンビを組んできたのはWalker。
スターター3年目であるが一応は安定した成績を残してきた。
契約最終年でもうすこし印象に残るスタッツがほしかった。
バランスは良いが・・・という感想。
まあ5巡指名がここまで成長してくれれば御の字であろう。
台頭したのは2年目のOkereke。
Leonard不在のW5、W6では先発を務めCLE戦では2桁タックルを記録。
ドラフト時からLeonardに似た選手と言われており、替わりが務まるところを証明したことは明るい材料である。

4-3といいつつNBにKenny Mooreを入れた5DBが基本になっているのでLBは実質2名体制。
序列上位3名以外は極端にスナップ数が少なく正直いってあまり印象がない。
SpeedはW10のTEN戦でTDにつながるパントブロック。

来季の展望
ここで触れておきたいのは今後のディフェンススキームについて。
18年にEberflusのDC就任以降、4-3カバー2をベースとした守備を築いてきたが、今シーズンはカバー3に移行しているというもの。
参照した記事によると
・BallardはPeteCarrollがタンパ2スタイルからカバー3に進化させたSEAディフェンスを評価していた
・18年当時は必要な人材が揃っていなかった(特にCB)
・19年にYa-Sin、20年にRhodesを獲得し準備をしてきた
・選手間の意思疎通が必要なスキームの為、シーズン序盤はうまく機能しなかったがW3のJET戦あたりからハマりだしRhodesのINTを演出
とのこと。
来シーズンもこの動きが加速するのであればLB、セカンダリー陣の編成にも多少の影響を与えるはず。
期待してしまうのはMalik Hookerの残留なわけだがそれはまたS編で。

カバー3がメインとなるのであればショート~ミドルゾーン守備でより前に強い選手を起用していくこととなる。
そうなるとカバー2のMLBとして使われていたAnthony Walkerの放流はやむを得ないか。
GMから「将来NFLでHCをやっていても驚かない」と言われるほどの頭脳、戦術理解をもつ選手の流出は残念だが致し方なし。
DCの伝手でPHIに拾われると予想しておく。

そして今後。
戦力の話からは逸れるが、来期でFAとなるLeonardを手放すことは2億パーセントないだろうしできれば早めに話をまとめてもらいたいところ。
ILB最高級クラスで年20Mに迫るとも言われており、Leonard、Smithとの延長で22年以降のキャップスペースはわりとカツカツになる見込。


Leonardの相方はとりあえずOkerekeが務めると思われる。
ただし上記の適性を考えると、Leonardを補完する役割としてもっとタックルの数字が欲しい。
ここは出場が増えることでの成長を期待。
目指せBobby Wagner。

Okerekeが繰り上がることで3番手、デプスの争いは激化。
序列でいけばFranklinになるのだろうが使われ方はSAM寄りになるので、特にMIKEのポジションへの新戦力投入は大いにある。
FAで中堅クラスのILBの補強、また1巡トレードダウンで2-3巡の手札が増えればJabril Cox(LSU)、Nick Bolton(MIZ)、Dylan Moses(BAMA)あたりの指名は面白そう。
本音を言うと後者を希望。
Coxは2巡でもいい。