Horseshoe Roundup

NFLチームのインディアナポリス コルツを応援するブログです。

とらぬ仔馬の皮算用(FAムーブの妄想)

各チーム慌ただしく動き始めてきたので取り急ぎ。

直近の動きをおさらいしておくと、フランチャイズタグ期限までにコルツは制度を行使せず。

最後にタグを貼ったのが13年のPat McAfeeとのこと。来季はSmithにタグがありそうな気がする。

21年はサラリーキャップが減額された影響でマーケットに出てくる選手が豊富。
一応は戦力均衡が機能するのでよくできた制度だとは思うが近年はキャップオーバー上等で強引な補強を進めるチームも少なくはない。
中途半端にオールインシーズンが続くのもチーム運営の上では微妙なのだろうな。
LAR、NOあたりはどのあたりで見切りをつけるのだろうか。
まあ他所のことは置いておいて、コルツに関してはキャップセーブのための人員整理は不要でGMは悠々とウインドウショッピングを楽しんでいるはず。
ニーズの1つであるDEは交渉のチャンスが多そう。

 

ロスターの状況を整理すると以下の通り。

■即スターターが必要:OT

■主戦ローテーションが必要:①DE/CB ②WR

■デプス内競争要員:①TE/LB ②IOL/RB/DI/S ③QB

動きがあるのはDE、CB、WRと予想。
即戦力がほしいのはLTだが、FAで短期間のパッチワークをするようなポジションではない。
また、そこだけが穴になっている状況でもない。
今年のOTプロスペクトは層が厚そうなのでキャップへの影響を考えてもドラフト指名が基本線だと考える。

 

<妄想>
・DE  Houston+もう1人
・DB  Rhodes or プランB選手
・WR T.Y Hilton or プランB選手
・S     Malik Hooker

 

さらっとHookerを入れているのはご容赦ください。

S以外は純粋に戦力が足りていない状態なのでドラフト前にチームの大枠は固めておきたいところ。

 
暫定キャップスペース48Mからルーキーとの契約想定分6Mを差し引いた42Mを発射台とする。
まず自チームの引き留め分として

Houston   1年5M
Rhodes     3年24M(平均8M)
T.Y Hilton 2年15M(平均7.5M)
Hooker     1年3M

さらにRFA、ERFAテンダーとして5.5M計上(Pascal竹、Odum梅、Alie-Cox前年と同額 )


かなり粗い計算ではあるが残りは13M。
これくらいあればそれなりの選手が狙える。
昨オフではNgakoue、Clowneyに手が届く金額。悪くないだろう。
都合の良い数字の羅列ではあるが、当たらずとも遠からずな気がしている。

しかしこう見るとLeonardとの早期契約など難しそう。
それにHookerを残す線はまずなさそうだな。。。

既存選手とは契約しない、ということになればそれぞれ10-13MくらいでCBとWRを狙いにいくも良し。

いい状態でドラフトに臨めるように期待して待ちたい。

20年振り返りと来期の展望(ST)

K Rodrigo Blankenship FG 32/37(87%) XP 43/45(96%)
P Rigoberto Sanchez   P 42回1940yds(平均46.2yds) Long60yds
LS Luke Rhodes

 

19年まで在籍したAdam Vinatieriの後を務めたのがHotRodことルーキーBlankenship。
レジェンドとはいえ相当悲惨な成績だった前任と比べると大きく改善。
課題は40yds以上の成功率。
40yds未満では成功率(96%)を誇ったが40yds以上になると71%と精度が落ちてしまう。
トップレベルとの差はこのあたりに顕著に出る(ATLのKooは40yds以上が96%!)のでキックの精度に加えメンタルの強度を高めて来シーズンに臨んでいただきたく。

Sanchezは平均飛距離がちょっと改善。
19年からはパントの回数が10%ほど減っており、ある程度オフェンスが進んだものとして前向きにとらえておく。
インサイド20ydsの回数は年々下がっており、コントロールパントはもう少し頑張ってもらいたいところ。
シーズン中、癌性腫瘍摘出のため一時戦列を離れただったが僅か2試合の欠場で復帰したタフさに敬意。

ロングスナッパーRhodesはこの2人とさらに連携を高めていただければ。

 

振り返りはこれで終了。

これからはFAとドラフトでの動きを予想・妄想していく予定です。

20年振り返りと来期の展望(SF)

Khari Willis 14/16試合 85タックル(solo65) 2sacks TFL3 FF1 INT2 PD6
Julian Blackmon 15/16試合 42タックル(solo35) TFL3 FF1 INT2 PD6
Tavon Wilson(UFA) 15/16試合 26タックル(solo23) TFL2 PD1
George Odum(RFA) 16/16試合 21タックル(solo14) FF1
Malik Hooker(UFA) 2/16試合 7タックル(solo5)

Rolan Milligan Opt-Out

 

特に不満のないユニット。
Willisは成長著しく前年から数字を積み上げた。
もともとボックスセーフティとしてランサポートでは申し分ないプレーを披露しており、パスカバーでの貢献があればと思っていたところ今シーズンしっかり2INT。(19年はゼロ)
視野が広く状況判断が良いので迷いなくプレーに絡めている。
この体型とプレースタイル、Bob Sandersと重ねるのは時期尚早か。

ルーキーBlackmonもシーズンを通して素晴らしい活躍。
とにかく“持っている”男で、4Q終盤に相手の追い上げを断ち切るINTやFFを演出。
本当にDROYが獲れるのでは、と思わせるパフォーマンスだった。
クロージングスピードが早くタックルが上手い。
FSとしてはなかなか攻撃的なスタイルのように思うが、後ろからしっかりプレーを見極めてボールへ到達する姿が印象的だった。
デプス要員のWilsonはその名前と背番号から嫌な思い出が蘇ったが、そこそこの結果だったか。
申し訳ないがあまり印象に残らなかった。
ということはまあ大ポカはなかったのだろう。
OdumはSTでの出場がメインで堂々のAllPro選出。再契約は堅い。

Wilsonとも再契約して新シーズンを迎えてもよし、DT同様多少の競争をさせてもよし。

さて本題。

 

来季の願望
すみません、ここでは展望ではなく願望を語らせていただきます。
振り返りではあえて触れなかったHooker。
5年目オプションを行使せずシーズンインしたところ2試合目にして離脱。
このスペ体質はもう治らないのだろうか。

この4年間で出場したのは36試合。
まともに稼働した18年19年の平均スタッツは
44.5タックル INT2  PD3.7
はい、劣化版Blackmon。
だったらこのまま放流でも・・・とは思う。
が、カレッジのハイライトに胸躍らされた身にはここで諦められない気持ちもある。
あのボールホークは戻ってこないのか。

拠り所にしたいのは何度も申し上げているシアトル式カバー3への移行。
プロで活躍できていない理由として怪我以外に語られていたのがシステムフィット。カバー2に合っていないと。
また19年まではインサイドのプレッシャーが弱くランサポートまで気にしなければいけなかったため負担はなかなかに大きかったのだろう。
ところが現在は新スキームもあり中央も堅いということで復活の舞台が整いつつあるように思う。
どうかあと1年。
このチームで輝けないか試してもらいたい。
これでダメなら諦めもつく。

思えば、カレッジ時代はBosaやHubbartのパスラッシュやLattimoreのカバーがあってこそのプレーだったのかもしれない。
いまやコルツも駒が揃いディフェンスが強いと褒めそやされるまでになった。
バッカイズフォームを取り戻すには今しかない。

どうか、BALやSEAに移籍して普通に活躍するのだけは勘弁してください。

20年振り返りと来期の展望(CB)

Kenny Moore 16/16試合 80タックル(6 solo8) 2sacks TFL4 FF1 INT4 PD13
Rock Ya-Sin 13/16試合 45タックル(3 solo6) FF1 INT1 PD7
Xavier Rhodes(UFA) 16/16試合 42タックル(solo35) INT2 PD12
T.J. Carrie(UFA) 15/16試合 32タックル(solo25) TFL1 INT2 PD8
Isaiah Rodgers 13/16試合 7タックル(solo5)
Tremon Smith(RFA) 10/16試合 2タックル(solo2)
Marvell Tell Opt-Out

リーグ有数のスロットCBに成長したKennyはキャリア最高のシーズン。
アクロバティックなインターセプトも見事であった。
本人の成長に加えてスキームとの相性も良いのだろう。とにかくいいところにいる。年々存在感を増しており見ていて本当に楽しい選手。来年も何卒。

prove it契約をお手本のように見返したRhodesも優秀な成績。
MIN時代は被ターゲット時のパスレイティングが130近かったようだが50ポイント改善した(79.2)。
プレスヘビーなMINのシステムからコルツのゾーンディフェンスに移り余裕をもってプレーできたことが功を奏した模様。PFFランクではCBでNo3と見事に復活しFA選手の中ではもっとも残留が望まれる選手になった。
EberflsuがCBに必要な資質として語るフィジカルを持ち、ランサポートも堅実にこなす。この男を絶対に手放してはならない。

同じくFA移籍組のCarrieはまあまあ健闘といったところ。
もともとはデプス要員で獲得されたと思われるがYa-Sinの不調に伴い先発に昇格。
なんだかんだで2INT。
やはりCBは人数を揃えておくに限る。
そして、問題のYa-Sin。
GB戦で値千金のインターセプト
あれは良かった。だがそれだけ。
とにかく手癖が悪くPI狙いで投げ込まれるのが辛かった。
パス絡みのペナルティ4つはチーム最多。
次がRhodesの3つであるがプレー時間が圧倒的に違い、生産性の悪さが目立つ。
ちなみにこれを調べていたらCarrieも3つでプレー時間はYa-Sinより少なかった。残念。フィジカルなのは良いのだが人に絡んでしまっては元も子もない。
練習で改善する部分もあるのだろうが、これが治らなければバストの烙印。
先発陣が健康に過ごしたのでRodgers、Smithは目立った成績は無し。
Tellはオプトアウトから復帰するはず。

 

来季の展望
スーパーボウルでパスラッシュ>パスカバーが証明されてしまった。
よってアップグレーではなく、現状からの多少の底上げ程度を求めたい。
つまりはRhodesを残せるか否かでその後の動きが大きく変わる。
1年プレーしたシステムでDCも変わらず、スターターもほぼ当確という前提の上で金額、年数をどれだけ抑えて契約するかが勝負。
参考になりそうなのがRichard Shermanの3年27M。
SFとは現在のRhodes同じく30歳で契約しておりこれくらいが上限か。出しても10Mが限界かな・・・
新DCとの関係から勝手にコンテンダーと見ているPHIがギリギリ手が出せない内容が理想。
そもそもあちらはキャップスペースにあまり余裕がなさそうだけど。
本人としてもマーケットでの価値を確かめたい気持ちはあるだろうが君を1番評価しているのはコルツだぞ。

仮にRhodesが去ってしまうと一気に補強最優先に。
FAでの選択肢はわりと多そう。
Ronald Darby、Chidobe Awuzie、Shaquill Griffinなどこれはこれで魅力はある。
ちなみにSEAからはGriffinとDunbarがFAになるようだが、LBの項で触れたシアトル式カバー3を完成させるならここから狙いに行け、と言うのは短絡的か。
また、プランBに備えてためかドラフト1巡候補との面談も複数回行なっている模様。
LT、DE指名のためにも1-2巡は残しておきたいところだが・・・
チーム全体の設計にも影響しかねないので、じっくり交渉するよりもマーケット開場から時間をかけず決まるような気も。

どうなっていくのか楽しませていただこう。

20年振り返りと来期の展望(LB)

20年振返り
Darius Leonard 14/16試合 132タックル(solo86) 3sacks TFL7 FF3 PD7
Anthony Walker(UFA) 16/16試合 92タックル(solo65) TFL2 INT1
Bobby Okereke 14/16試合 72タックル(solo57) TFL4 INT1
Zaire Franklin 16/16試合 19タックル(solo14)
Matthew Adams 9/16試合 2タックル(solo1)
Jordan Glasgow 13/16試合 9タックル(solo6)
E.J. Speed 15/16試合 9タックル(solo7)

Leonardさん、今年もありがとうございました。
リーグを代表するタックルマシーンとしてフィールドを駆け回った。
このタックル数にしてPD7は圧巻。
サック数は過去最少・インターセプトはなしと見栄えする数字こそ落としてはいるが、むしろ自陣G前でのFFやダウン更新を阻止するタックルなどクラッチな活躍が記憶に残る。
インサイドDLの安定感が高まったことで動きの自由度が増し勝負どころに絡めるようになったか。

Leonardの相方は2人。
過去3年間コンビを組んできたのはWalker。
スターター3年目であるが一応は安定した成績を残してきた。
契約最終年でもうすこし印象に残るスタッツがほしかった。
バランスは良いが・・・という感想。
まあ5巡指名がここまで成長してくれれば御の字であろう。
台頭したのは2年目のOkereke。
Leonard不在のW5、W6では先発を務めCLE戦では2桁タックルを記録。
ドラフト時からLeonardに似た選手と言われており、替わりが務まるところを証明したことは明るい材料である。

4-3といいつつNBにKenny Mooreを入れた5DBが基本になっているのでLBは実質2名体制。
序列上位3名以外は極端にスナップ数が少なく正直いってあまり印象がない。
SpeedはW10のTEN戦でTDにつながるパントブロック。

来季の展望
ここで触れておきたいのは今後のディフェンススキームについて。
18年にEberflusのDC就任以降、4-3カバー2をベースとした守備を築いてきたが、今シーズンはカバー3に移行しているというもの。
参照した記事によると
・BallardはPeteCarrollがタンパ2スタイルからカバー3に進化させたSEAディフェンスを評価していた
・18年当時は必要な人材が揃っていなかった(特にCB)
・19年にYa-Sin、20年にRhodesを獲得し準備をしてきた
・選手間の意思疎通が必要なスキームの為、シーズン序盤はうまく機能しなかったがW3のJET戦あたりからハマりだしRhodesのINTを演出
とのこと。
来シーズンもこの動きが加速するのであればLB、セカンダリー陣の編成にも多少の影響を与えるはず。
期待してしまうのはMalik Hookerの残留なわけだがそれはまたS編で。

カバー3がメインとなるのであればショート~ミドルゾーン守備でより前に強い選手を起用していくこととなる。
そうなるとカバー2のMLBとして使われていたAnthony Walkerの放流はやむを得ないか。
GMから「将来NFLでHCをやっていても驚かない」と言われるほどの頭脳、戦術理解をもつ選手の流出は残念だが致し方なし。
DCの伝手でPHIに拾われると予想しておく。

そして今後。
戦力の話からは逸れるが、来期でFAとなるLeonardを手放すことは2億パーセントないだろうしできれば早めに話をまとめてもらいたいところ。
ILB最高級クラスで年20Mに迫るとも言われており、Leonard、Smithとの延長で22年以降のキャップスペースはわりとカツカツになる見込。


Leonardの相方はとりあえずOkerekeが務めると思われる。
ただし上記の適性を考えると、Leonardを補完する役割としてもっとタックルの数字が欲しい。
ここは出場が増えることでの成長を期待。
目指せBobby Wagner。

Okerekeが繰り上がることで3番手、デプスの争いは激化。
序列でいけばFranklinになるのだろうが使われ方はSAM寄りになるので、特にMIKEのポジションへの新戦力投入は大いにある。
FAで中堅クラスのILBの補強、また1巡トレードダウンで2-3巡の手札が増えればJabril Cox(LSU)、Nick Bolton(MIZ)、Dylan Moses(BAMA)あたりの指名は面白そう。
本音を言うと後者を希望。
Coxは2巡でもいい。

20年振り返りと来期の展望(DE)

20年振り返り

Denico Autry(UFA) 14/16試合  33タックル(solo20) 7.5sacks TFL10
Justin Houston(UFA) 16/16試合 25タックル(solo19)  8sacks TFL10 FF1
Tyquan Lewis 16/16試合 24タックル(solo19)  4sacks TFL9.5
Al-Quadin Muhammad(UFA) 16/16試合 23タックル(solo19)  2sacks TFL3 FF1
Ben Banogu 9/16試合 6タックル(solo2)
Kemoko Turay 7/16試合 4タックル(solo3) 1sacks 

DTの項でも触れたとおりDefo加入の恩恵を1番受けてほしかったのだがこの6人でのサック数は昨年から+1。これが現戦力での限界なのか。
前年から記録を上げたのがAutry。
これまでのDTメインの使われ方からDEにセットすることが増えた。適正は外なのか。逆にHoustonは過去3年でサック数が最少。
スピードが落ちたのか1on1で勝てなくなってきている感がある。
テクニックは健在なのでそれでもチーム2位のサック数を記録したが、もう下り坂なのではという不安がよぎる。

AQMも停滞のシーズン。
前年よりも出場時間は増えたもののスタッツは伸びず。控えラッシャーとしてはやや物足りなさが残った。

さて、コルツにおけるドラフト上位指名ユニットといえばOLであるがDEにもしっかり投資をしてきた。Lewis、Turay、Banoguのドラ2トリオである。
ようやくLewisはブレイクスルーの兆し。
Autryよりもスピードがありハンドテクニックを磨けば主力級の働きができそう。
伸び悩むのはTuray、Banogu。
ケガに泣かされプレータイムも増えていない。
来季にはFAとなるTurayはそろそろ結果を残さないと生き残りが厳しいかもしれない

 

来季の展望
まずはFAとなる選手との契約から。
Houston、Autry、AQMがUFA
計17.5サック分の戦力をすべて手放すことはないはず。
HoustonかAutryの2択で、単年で割安に収められそうなHoustonを残して他2名はリリースか。
幸いにしてLewisが成長しているのでAutryの穴を埋めてくれることに期待。
その分、FA市場で大物を狙いにいくだろう。
最近はWattさんを狙っていたようだし、ここはぜひ積極的に動いてほしい。
候補といわれているCarl Lawson、Romeo Okwara、Bud Dupreeは飛び抜けた実績はないが、これからピークを迎える年齢で上積みが期待できる。
想定サラリーの年10M程度で収まればキャップ的にもいい補強になりそう。

また、ドラフトでの指名も歓迎。
今年は即戦力よりも素材型が多そうな印象で今後のエース候補として魅力がある。
OTが最優先だと考えているが2巡で良い選手が確保できそうなら1巡を使っても文句はない。

来季の体制
主戦ローテ:Houston/Lewis/FA補強
デプス:Turay/Banugu/ドラフト1-2巡指名
いけるやん!

4メンでプレッシャーがかかればMahomesであってもプレー精度が落ちることはタンパベイDが示してくれた通り。
ある程度投資をしてでもアップグレードさせたいところである。

20年振り返りと来期の展望(DT)

20年結果

DeForest Buckner 15/16試合 58タックル(solo36) 9.5sacks TFL13.5 FF2
Grover Stewart 16/16試合 53タックル(solo40)  0.5sacks TFL7 
Taylor Stallworth(UFA) 16/16試合 12タックル(solo5) 0.5sacks TFL1.5
Rob Windsor 1/16試合 2タックル(solo2)
Kameron Cline 1/16試合 2タックル(solo1)
※TFLはサック数を含む

昨年のドラフト1巡指名権と引き換えにSFからDeForset Bucknerを獲得。
1巡ひとつでオールプロDLが獲得できたとは。
18年のトレードダウンに並ぶGM Ballardの冴えた動きであった。
そのDefoは期待通りの大活躍でチームのサックリーダーに。
彼がいなかったW12のTEN戦は守備が崩壊したことからも存在の大きさが伺える。
単純な数合わせだが、4人のDLで5人のOLにマッチアップすると1人足らないことになる。
誰かがダブルチームを受けることでイーブンになり残る3人の個の力でQBに届く、というのが自分の見解。
Defoはダブルを食らいながらもラッシュが届くのでその効果は非常に大きい。
また、他選手はその恩恵を受けてサックを量産してくれるはずだったのだが・・・

同じポジションにはDPOY常連のAaron Donaldがいるが、彼同様の働きができるというのは大袈裟ではないはず。
来季は2桁サックをお願いします。


相方となる1テクで躍進したのがGrover Stewart。
Defoの影に隠れてはいるが、優秀なランストッパーとして輝いた。
チームも評価しており、シーズン途中に契約延長を勝ち取っている。
ソロタックル40個は立派な数字。
年10Mは出しすぎた気もするが・・・まあ意気に感じてやってくれるだろう。
ローテーションで出場したStallworthはStewartの半分のスナップ数ながらサック数は同数。とはいえタックル数などの他記録はまだまだ及ばなかった。
Windsor、Clineはプレー機会が少なく参考程度。

 

来期の展望
Defo、StewartのDTデュオは23年まで継続予定。とりあえずは盤石。
StallworthはUFA
一応デプスには若手が控えているので絶必で残す選手ではない。
スナップ数が少ないローテ要員にコストをかけることはしないかな。
メットから覗く三つ編みがかわいくて好きなのだが、これも見納めか。
補強の優先順位は低いのでドラフト外や他チームからカットされた選手でポジション内の競争相手を埋めにいくと思われる。
オフの動きとしては比較的静かなポジションになるだろう。